育休復帰後 3 ヶ月を振り返って、仕事とプライベートの両立ハードパーツ
ライフワークバランスが重視される昨今、そのバランスを保つのって簡単なんでしょうか?他人が多くを語らない詳細は、見えないからこそ想像を掻き立ててしまって自分には手が届かない理想的な生活を描いてしまいそうですよね。でも実際は全然そんなことはないはず。 本記事では、僕が直近 2023 年 1 月から育休復帰して 3 ヶ月を振り返って、仕事と育児のバランスの実情や難しい点を綴ってみます。
育児にコミットしながら仕事に復帰すること
自分の家庭では、自分と妻の実家の手助けはほとんど得られず自分たちで育児を成立させる必要があります。 また主に家計を支えるのが自分となる都合、妻になるべく育児に集中して欲しい期待感もでてきます。 しかし妻が産後思いのほか体調が優れないことが多く、育児をワンオペで回し続けるのは負担がかかりすぎます。 妻にばかり負担を掛けぬよう、なるだけ自分も育児に参加して負荷分散する必要があります。なるべく仕事の出力を維持しながら。
幸いなことに現在の職場 Ubie(ユビー)株式会社 では リモートワーク が可能です。出社する機会はあるのですが、あまり無理なくリモートワーク主体で働くこともできます。 ここ 3 ヶ月はほぼリモートワークで、仕事をしながらも子供がミルクを欲しがったり不機嫌になる状況でスポット的に仕事を中断して育児の時間を設けるようにしました。 この柔軟な勤務状況は、 裁量労働制 で働けることも手伝っている結果です。一部仕事を抜けてしまった分を他の時間で補填しやすいのです。 また Ubie では自分と同じく 子供を育てながら仕事しているメンバーも数多く 、仕事しながらも育児も大切にすることへの抵抗感も少ないことも助かりました。
一方リモートワーク主体で仕事をしていると、オフラインコミュニケーションの機会が少なくなります。 Team Geek という書籍に「フェイスツーフェイスの帯域を過小評価してはいけない」という表現が出てきますが、まさに制限されたコミュニケーションパスで仕事していたような心地ではありました。 その制限により、オフラインで誰かと会って話せていれば獲得できていた情報の欠如などを引き起こしていたかもしれません。
仕事と育児以外のもの
育休から仕事復帰する以上、仕事で成果を上げたいものです。しかし育児にもコミットしたい。 この 2 要素を天秤にかけることはよくあると思うのですが、当然人生には他の要素も絡んできます。
自分の反省として、仕事と育児以外のものをだいぶ劣後させてしまったことがあります。
優先度的には、 仕事 >> 育児 >>>>> 妻のこと >>>> 自分のこと
みたいな構図になってしまい、妻との関係性の悪化や自分自身の不調を招いてしまいました(そんなに致命的ではないですが)
短期的には仕方ない部分もありつつも、妻と自分、子のみならず親のコンディションにも気を配るべきでした。
お金
子育てにお金がかかるのは本当にそうで、まず赤ちゃんの為のグッズに少なくない金額がかかります。 それで済んでいればよいのですが、僕の家庭ではベビーシッターやヘルパーさんを頼んで自分と妻の負荷軽減と妻の通院を柔軟にできるようにした都合、 1-3 月にそれぞれ 5 万円以上かかるという家計に苦しい状況にもなりました。
これについては正直しょうがないと思っています。 大変かつ他の手段も限られている状況で、お金で解決できる領域があり支払い能力があるならお金で解決してしまう、は一定正解のはず。 幸いなことに 0 歳児で保育園に入れたので解消もされていく、はず。
それでも希望はある
大変なことを列挙するとうんざりしてしまいますが、やはり子供は可愛く癒されるものです。(自意識過剰でなければ、子供が僕に特に懐いている気がする!!) また、子供の圧倒的成長や保育園入園などの節目を一緒に体験していると、人生二週目をやっているような心地というか、刺激が数多くあるように感じられます。
仕事とプライベートの両立はやはり難しく上手に行える気がいまだにしないのですが、現実な落とし所は探っていきたいところです。