株式会社メルカリに入社して1年が経過した
ちょうど一年前の 2017年8月16日に株式会社メルカリに入社しました。キリがいいこともあり、ここらで個人的な振り返りをつらつら書いてみます。あらかじめ、はっきりいって個人の日記レベルの内容であることをお断りさせていただきます。
転職の経緯から入社まで
2017 年 1 月頃から転職を考え初めていました。元の所属も Web サービスをなりわいとしており、それなりの愛着もあり良い経験をさせて頂いてはいたのですが、自分の能力向上を目指しつつより早いペースでプロダクトを提供していく体験を積みたく粛々と準備をしていました。 そんな中メルカリは、急成長しているサービスを提供しており外部への発信も多く、また所属エンジニアも強力な方々が多く自分にとっても良い経験になると踏んだため応募した次第でした。
応募に際して僕の場合は特に知り合いのツテやエージェントを通さずに、採用ページの募集フォームにダイレクトアタックを仕掛けて選考に進みました。敢えて反省点をひねり出すならば、何とか所属するエンジニアにアプローチを仕掛けて雰囲気などを確かめるとより良かった気はします。採用ページや各種アウトプットからは見えない現場での葛藤やそこに根ざす文化を確認するのは、重要なことでしょうし。
入社後から今まで
2017 年内はメルカリ SRE チームに所属して、ミドルウェア開発マンとして主にデータ収集基盤とその他細々としたコンポーネントの開発に携わっていました。 その後は 2018 年 2 月頃?(うろ覚え)に子会社メルペイに籍を移し、一部マイクロサービスの開発や、メルペイのためのデータ収集基盤を、マイクロサービスアーキテクチャに従った世界でのプロダクトでの課題も吸収しつつ考えるという仕事に従事し始めました。
この間に起こった大きな変化として、個人的には前職が基本オンプレ前提のインフラ構成であったところからクラウドのリソースを多用する環境になったことと、会社的にはマイクロサービス化へ舵を切ったことです。 特に後者は今でも悩ましい事がいくつもあり、刺激の多い日々を過ごせているように感じています。
反省点と今後の目標
ここ一年多くの刺激を受けつつ過ごせましたが、まだまだ自分が納得できるほど大きな成功に到達していないとも思えます。 元々、不確定な世界の中こつこつと少しずつ成果を積み上げ模索するのが好きであり得意であると考えているのですが、そのスタイルでは到達しにくい領域についても考えるべきかもという危機感も持ってきています。 そういった現状の自身の不足しているスキルやできる領域、やれる領域を明確にしていくのが今後の課題なのかなぁ、などと考えています。
おまけ: 仕事以外のここ一年の活動
ngx_mruby のノンブロッキング sleep
メルカリ SRE チームに所属した際、そういえばちゃんと nginx を理解していないなと危機感を覚えつつ、勉強も兼ねて mruby スクリプトを動かすためのモジュール ngx_mruby にノンブロッキング sleep する仕組みを追加するパッチを書いてみていました。 このパッチは結局幾つかの問題にハマり、自分だけでは解決できず半ば放置していたのですが、 matsumotory さんはじめ GMO ペパボさんの方々に拾っていただき、 RubyKaigi 2018 で紹介されるまでに至りました。 ・・・諦めて単純に放置するでなく、もう少し能動的に相談しに行ったりとかすべきだったかも、など様々な反省があります。
Go でいくつかツールを書いた
すでに記事と化したものもあるのですが、 Go でいくつかツールを書きました。
自分の業務に直結するスキルが得られる以外にも、やっぱ何も考えなくてもシングルバイナリで使えるとツールとしては便利だと考えたため、ひたすら Go で書いてます。
で、
誰?