第1回WSA研究会に参加してみた振り返り
あけましておめでとうございます。年末年始はほぼ寝て過ごしていました。
表題の通り、去年に 第1回WSA研究会 というイベントに参加したのでその振り返りなどをさくっと書いていきます。
第1回WSA研究会全体への雑感
発表内容は以下の通りで、名前の通り Web System Architecture の体系化や選定、流行りの Microservices 、ストレージに関する内容が多かった印象です。
websystemarchitecture.hatenablog.jp
イベント中ははてなさんの会議室の一角を利用して割と近い距離感のなか発表者が事前準備したスライドと共に発表し、聴衆が様々なコメントをしていく形式です。 発表時間15分,質疑応答15分というスケジュールのなか、発表自体も質疑もなかなかの盛り上がりをみせ、充実した時間になったのではないかと感じます。
このイベントで個人的に興味深かった特徴の一つとして、実稼働させた、あるいはさせようとしているシステムで抱える課題の延長線上に発表内容が立っていることが多かった点があります。 (特に matsumotory さんの FastContainer の話などは実稼働しているサービスで評価もしている)
個人的な振り返り
"Reusable TDI infrastructure" と題して、 markdown 付きインフラテストコードを実行する構想について話しました。予稿はこちら (業務と絡めるロジックが思いつかずプライベートで行ってます、ということで内容は個人の意見ですということで)
反省点としてやはり既存技術のサーベイが結構不足していた点があります。 後から知ったことですが、 NII が Literate Computing for Reproducible Infrastructure とうたう構想で Jupyter Notebook ベースの Infrastructure as code 基盤を作っているようだったり、関連するソリューションは探せばもっと出てきそうです。
合わせて他の参加者の方へのコメントも積極的に行ってみたつもりなのですが、果たしてそれらがどれほど良いフィードバックになったかどうか。 余計なことを言っていないかどうかは内省すべきところかな・・・と感じました。
おわりに
普段あまり意識することの無い観点を意識でき、良い刺激になる会でした。 折角こういった議論の場が発足したわけですし、日々の業務の中でも課題の一般化を行いアウトプットをしていくという活動をより多く取り入れ、成果を持ち込めるようにしていきたいところです。